あけましておめでとうございます

巳年(へびどし)は、新しい挑戦や変化、成長、変革を象徴する年とされています。

写真の巳は、毎年毎年焼物の干支を奉納下さるお檀家さんの作品です。
可愛らしくも躍動感のある巳ですよね。

今年で5年目になりますが、年々難易度の高い素晴らしい作品になっています。

コツコツと良い作品作りのために日々努力されている成果だと思います。

今年、令和7年は乙巳(きのとみ)は
努力が実る年であるといわれています。

結果というのはすぐに出るものばかりではありません。

時には辛抱が必要な事も多いと思いますが、焦らず一歩づつ前に進めば確実に目標に近づくことができます。

歩む速度は人それぞれです。
迷わず自分のペースで前に進みましょう。

「道の遠きに志のあらわるるにや」(乙御前母御書)

このお言葉は

日蓮聖人の流刑地、佐渡に2人の女性信徒が遠く鎌倉から旅をして来たときに、その志を讃えて遺されたお言葉です。
当時は治安も悪くまさに命懸けの大変危険な道のりでした。

困難な道にこそ志が大切です。

「できるか、できないか」

ではなく

「やるか、やらないか」

更には

「どうやるか?」

と目標に向け前向きな姿勢を保つ事が大切です。


一年の計は元旦にあり
今年一年の目標を見定め前に進んで参りましょう。

本年もどうぞよろしくお願いします。

妙覚山大泉寺

住職 遠藤是真

お彼岸を迎え境内も春めいてきました

 

今日お彼岸のお中日をお迎えいたしました。

少し肌寒く、お寺に来るお檀家さん達も

「お彼岸なのに寒いですね」

と声を掛けて下さいます。

とはいえ桜の開花予報では例年より三日早いそうで、

実際にお寺の桜も既に二分咲きくらいになっています。

桜が早く咲き、先に咲いていた桃の花が満開なので

お寺の境内はお花で賑やかになってきました。

特に今年は冬の間に嫌なニュースも多く気が滅入ってしまいましたが、

こうやって花が咲き始めると心の緊張も少しほぐれて参ります。

 

お彼岸は仏教の「中道思想」が元になって行われる行事です。

どちらか片方に偏ること無く真ん中をゆくことですが、

暑くも寒くも無く、

昼と夜が同じ長さになる春分・秋分を大切にする日本独自の素晴らしい行事です。

心を常に偏らせず、真ん中に置くことを意識すれば

武力で他人の国を攻め奪い取るなどという考えにはならないのです。

 

宗教とは自らの倫理観の方向を形作る大切なものです。

ぜひお彼岸という絶好の機会に、ご家族で「中道」を意識してみて下さい。

そしてインターネットやテレビで暗いニュースを見てしまうと

必要以上に暗い気持ちになるものです。

その様なときは少し家から出てみて、

お花見をしながら仏様に平和を祈願してみましょう。

きっと心が少し軽くなりますよ。

驚くほど早い梅雨入りですね

大泉寺のある東海地方も例年より20日早く梅雨入りしました。

統計以来2番目の早さとの事ですが、早く梅雨入りしても夏が来るのが早い訳ではないそうなので、長梅雨の可能性もあるそうです。

昨年の長雨も参りましたが、今年はどうなるでしょうか。

土曜日には大変良い天気の中、境内の清掃作業をすることができました。

コロナ禍以降、ある程度の人数が集まったのは初めてでとても嬉しい気持ちになりました。

例年だとみなさんが楽しみにしているのが、休憩の時に漬物をかじりながらお茶を飲んで談笑する事ですが、

今年はコロナ対策で水分補給だけと味気なくはありましたが、久々に顔を合わせる皆さんはとても楽しそうでした。

この様な植え込みの中も綺麗にして下さいました。

檀家のみなさまには、境内が綺麗に保たれているのは、多くの方の支えがある事をぜひ知っておいでください。

境内も綺麗になり、余った時間でアジサイの植栽もやっていただきました。

これから雨が続くので植え替えにはちょうど良いタイミングでしたね。

次回は7月24日(土)です。

初めての方も気兼ねなくご参加下さい。

ようやく冬化粧

昨年末から寒い割に富士山に雪が積もらず、少し積もっても雪が少ないのですぐ溶けてしまったりと物足りない感じがずっとしていましたが、今朝は久々に真っ白になっていました。

この姿を見ると安心する人も多いのではないでしょうか。

大泉寺空の旅・桜の季節

 

コロナウイルスの感染拡大防止の為に、外出を控えている方も多いと思います。

普段なら寒さも和らぐこの季節は、

桜を観に外へと出たくなりますが今年は我慢せざるを得ません。

今日は満開を迎えた大泉寺の桜を小型ドローンで撮影してみました。

皆様も少しでもお花見の気分を味わって下さい。

今は我慢の時です。頑張りましょう!!

 

〜日蓮聖人のお言葉より〜

妙一尼御前御消息

法華経を信ずる人は冬のごとし。
冬は必ず春となる。
いまだ昔よりきかず、みず、冬の秋とかえれる事を。
いまだきかず、法華経を信ずる人の凡夫となる事を。
経文には、「もし法を聞くことあらん者は、 ひとりとして成仏せずということ無し」と、とかれて候う

除夜の鐘のご案内

今夜は

「除夜の鐘」

です。

11:50より‼️

また

0:00過ぎより

本堂にて

「新年祝祷会」


を行い、

新年のご挨拶と

皆様が良い新年をお迎えできるようご祈願いたします。

 

甘酒、自家製ゆず茶などを振る舞っております。

 

寒さ対策をしっかりとしてお越し下さいね。

#除夜の鐘

お墓参りの際には・・・

大泉寺の墓地には「塔婆置き場」と「焼却炉」が設置されています。

これは「ゴミ置き場」と「ゴミを燃やす」為のものではありません。

卒塔婆には「お題目」「故人のお戒名」が書かれた尊いものです。

ゴミと一緒にしたり、粗末に扱ってはいけません。

焼却炉も「お焚き上げ」をする為のものです。

 ←本来の使い方

 

その塔婆置き場ですが、今年の春にある篤志家の檀家様から

「お墓参りをする皆さんが使いやすいように」という願いを込めてご寄付くださったものです。

 

今までは少しはお墓でむしった草や造花などを置いて行く人もいましたが、ほとんど目立つことはありませんでした。

しかしこの卒塔婆置き場を新調した頃から目立ち始め、お盆前の現在ではかなりのゴミが置かれてしまっています。

お寺でも処理に困りますし、何より私財を投じてご寄付くださった方の気持ちを踏みにじる行為でもあります。

 ←ゴミが投棄された間違った使用法

 

皆様にお願いです。

お参りの際にはゴミはお持ち帰りいただくと同時に、後にゴミになるようなお供え物などはなるべくお控えください。

お水とお線香、少しのお花で十分です。

ルールを守らない参拝・お墓参りは仏様もご先祖様も喜びません。

お墓も心の中もキレイにしてお寺から帰りましょう!

周りに人がいなくても正しい行動を心がけましょう。

「仏様は見てござる 心の中も する事も」

 

 

境内の桜が見頃です

🌸桜🌸満開🌸 いつもは時季が違う花が、お彼岸の冷え込みから急に暖かくなったので、桜も桃の花も一斉に咲きました(≧∀≦)

天気も良くお散歩日和です。

そこで皆様にお願いです。

参拝者や花見客、春休み中の近所の子供などが集まりやすいこの時期はトラブルが多いです。

交通量が増えて車と接触したり、今朝も花を写真に撮ろうとする男性が自分の写真の邪魔になる車を怒鳴ったりしていました。

寺や神社の境内は 仏様や神様を奉る信仰の場です。

自分にとって邪魔になるものでも、相手がいる事なら多少の我慢は必要ですし、お互いに気持ちよく参拝できる様に心掛けるのも立派な修行なのです。

 自分だけが良ければいいという考えはやめましょう。

お互い様の気持ちを忘れずに!!

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河津桜が開花しました!!

ようやく河津桜が開花しました!

長い冬の後には必ず春が来ます。

人生に於ける辛い時期の後にも季節と同じように暖かい春が来るものです。

苦しい時期を乗り越える為に耐え忍ぶ修行・・・これを「忍辱(にんにく)の修行」といいますが、

この忍辱の修行を積み重ねると、忍辱の鎧となり自身の身を守ってくれると説かれています。

新入山務員?紹介

前回の大泉寺新聞で記事にもなった、ネコの「尊氏くん」(たかうじくん)です。

この尊氏くんは、子猫の時からお寺で飼われていたネコではないのです。

当山で飼育する動物は全てすぐ近くの「白尾台動物病院」さんでお世話になっておりますが、この尊氏くんは昨年の夏前に、その白尾台動物病院さんで保護されていたネコちゃんです。

実は尊氏くんは左前脚が欠損し、素早く動くことができません。

 

実は保護されたときには、市内のある場所でトラバサミ(動物用の罠です)に捕らわれていたそうです。

発見されたときは既にもう何日ももがき苦しんで、瀕死の状態であり息も絶え絶えでありました。

かろうじて保護された後も受難が続き、保健所から動物病院に治療の為に来た尊氏くんは、ある程度元気になると再び保健所に連れて行かれてしまうという行政の犠牲者になるところでした。

そんなある日、お寺では鼠の害に悩まされ副住職が白尾台動物病院さんに相談に行ったのでした。

 

そこで出会ったのがこの尊氏くんです。

ある程度回復し病院にも慣れていた彼ですが、とても人なつこく甘えん坊なので看護師さん達にも可愛がられ、初めて会う私たちにも愛想良く挨拶してくれました。

そんな彼は名前不明であり短期治療の為、病院内では「うっちゃん」と呼ばれていました。

そこで副住職により元の名を活かし「たかうじ」と命名され、お寺に来てからはしばらく体力の回復と環境に慣れる為に裏で飼育されていましたが、無事研修が終わり昨年末からお寺の玄関デビューし、鼠避け兼・接客係として働いております。

お陰で鼠の姿を見なくなりました。

 

人が大好きな尊氏くんは、接客にも向いていてネコ好きなお客さん達にも可愛がられていて幸せそうです。

お寺にお越しの際は玄関入ってすぐの左側にケージがありますので、「尊氏くん」と呼んであげると、起ち上がって挨拶してくれると思いますので、

ぜひ遊んであげて下さいね。