新年のご挨拶申し上げます

新年明けましておめでとうございます

本年もよろしくお願い致します

 

皆様のおかげで令和六年を無事に迎える事が出来ました。

日々充実しているからなのか、歳のせいなのか一年が過ぎ去るのが本当にあっという間です。

昨年も色々ありましたが、この一年が良い年となるように願を掛けて行動を始めるのがお正月です。

「一年の計は元旦にあり」

と申しますが、何かを始めるのに早すぎるということはありません。

特に辰年は新しいことを始めるのに好い年だと言われています。

今までやってみたかったことなど、このお正月に計画してみてはいかがでしょうか。

また、昨日の大晦日、除夜の鐘には多くの方がご参加下さいました。

例年より暖かかったとはいえ、12月の寒さの中ご参詣ご苦労様でした。

除夜の鐘は年によって参加者数が大きく変動がありますが、

今年は程良い人数で、若い方も多く元気をもらい幸先の良いスタートが出来ました。

 

皆様にとっても本年がよい年となりますようご祈願申し上げます。

合掌

大泉寺開山750年

 

日蓮宗の総本山身延山久遠寺では

令和五年で開闢750年をお迎え致します。

宗祖である日蓮聖人は750年前、

鎌倉をお出になられて身延山へと御入山されました。

 

1274年・・・鎌倉時代のことです。

便利な現代と異なり、交通機関など在りませんでしたので

数カ所で宿泊しながら旅をされました。

 

その道中の様子を日蓮聖人は「富木殿御書」に記されております。

十二日さかわ

十三日たけのした

十四日くるまがへし

十五日ををみや

十六日なんぶ

十七日このところ

いまださだまらずといえども、

たいしはこの山中心中に叶て候

 

とございます。

 

当山大泉寺は日蓮聖人がこのとき弟子の六老僧白蓮阿闍梨日興上人の叔父

由比五郎宅に御一泊されたご縁で開創されました。

当山はじめ、五カ所の宿泊地にて本年一月より

日蓮宗総本山身延山久遠寺によって

「足跡の霊地顕彰法要」

が行われております。

 

大泉寺では4月16日(日)13:00~

顕彰法要を厳修いたします。

また同時に大泉寺の開山750年の慶讃法要も併せておこないます。

また法要後には

今年真打ちへと昇進する

一龍斎貞鏡師による

講談「日蓮大聖人御一代記」の披露がございます。

参加申し込みはこちらから

※参加は無料でできます。

 

住職である私自身も750年という歴史の重みは中々実感は出来ませんが、

私で40代目になりますので、39名の住職達と檀信徒の皆様の想いが詰まったお寺でございます。

50年に一度の大きな節目を当代としてお迎えできるのは大変有り難く思います。

大変貴重な機会ですので、檀信徒の皆様だけではなく

ご希望される方にはなるべくご参加して頂ければ嬉しく思います。

ぜひお越し下さいませ。

 

 

除夜の鐘について

【除夜の鐘のご案内】

大晦日の除夜の鐘について
鐘撞きは予定通り開催致します

コロナ感染予防のため飲食物の提供は休止致します

11:45〜 除夜の鐘開始
12:00〜 新年祝祷会@本堂

令和4年は混乱の一年でした。除夜の鐘は邪気を払うともいわれます。新年が良い年となるよう共に祈願いたしましょう

高座バトル!!

11月20日(日)に藤枝市大慶寺にて開催されるイベント

「高座バトル」に住職が参戦して参ります!!

高座バトルは噺家さんと、我々説教師(お坊さん)が同じ高座で話を披露するイベントです。

噺家さんの面白い落語と

お坊さんのありがたい説法が

同じ高座で同時に楽しめるのってとても面白いと思いませんか?

私も初めての席ですので少し緊張しております(゚Д゚;)

しかも…

バトル相手は「真打ち」2名!!

そして他宗のお坊さん!!

これは…とてもやりがいがありますね~

普段のお説教よりも練習に熱が入ります。

今回のテーマは「密」と「蜜」

同じテーマで皆さんの違うお話が聴けるのがとても楽しみです。

明日8/13・盂蘭盆供養会について

明日執り行う

「盂蘭盆供養会」

は、本来はコロナで中止した全檀家各家に伺い供養する

「お盆の棚経」の代わりに全檀家読み上げ回向をする供養会です

 

供養会は予定通り行いますが

現在台風8号が接近し

今夜から明日にかけて接近してくる予報です。

予定では本堂正面に焼香台を設置

参詣者皆様にお焼香頂くつもりでしたが

悪天候が予想されるため

 

「盂蘭盆供養会はオンライン配信のみ」

「焼香台設置は中止」

とさせていただきます。

オンライン配信は

8/13 8:30

よりご覧いただけます。

こぞうくん

みなさん

日蓮宗のゆるキャラ「こぞうくん」をご存知ですか?

お寺の玄関番もしてくれたり、色々な行事やイベントにも出てくれる人気者なんですよ。

大泉寺の玄関にも居ますし、私も以前寺フェスに来てもらったり、身延山のお会式で一緒に写真撮ってもらったりしました。

懐かしい…

 

さて、当山先代住職が引退する際に、静岡県中部宗務所へと「こぞうくん静岡ver.」を寄贈させて頂きました。

他のこぞうくんとの違いは

このお袈裟が静岡オリジナルみかん紋になってます。か

わいいですね〜

また大泉寺より宗務所へ寄贈するにあたり3月31日に「こぞうくん招待式」を「僧風林閉林式」と併せて開催致しました。

そしてその式典の様子を日蓮宗新聞にてご紹介頂いております。

僧風林はこの一年間お寺の子供たちが、お寺とはどんな場所なのか、お坊さんの役割などをオンラインで受講してきたお勉強の場です。

その集大成である閉林式を当山で行うことが出来たのは大変ありがたいことです。

その式典の様子は宗務所のYouTubeチャンネルで公開されています。

 

未来を担う子供たち。この中から将来一緒にお坊さんとして活動する仲間が出てくると思いますが、今から楽しみです。

こぞうくんも頑張って仕事してくださいね。

 

こぞうくんオフィシャルサイトはこちら

http://www.kozoukun.jp/

驚くほど早い梅雨入りですね

大泉寺のある東海地方も例年より20日早く梅雨入りしました。

統計以来2番目の早さとの事ですが、早く梅雨入りしても夏が来るのが早い訳ではないそうなので、長梅雨の可能性もあるそうです。

昨年の長雨も参りましたが、今年はどうなるでしょうか。

土曜日には大変良い天気の中、境内の清掃作業をすることができました。

コロナ禍以降、ある程度の人数が集まったのは初めてでとても嬉しい気持ちになりました。

例年だとみなさんが楽しみにしているのが、休憩の時に漬物をかじりながらお茶を飲んで談笑する事ですが、

今年はコロナ対策で水分補給だけと味気なくはありましたが、久々に顔を合わせる皆さんはとても楽しそうでした。

この様な植え込みの中も綺麗にして下さいました。

檀家のみなさまには、境内が綺麗に保たれているのは、多くの方の支えがある事をぜひ知っておいでください。

境内も綺麗になり、余った時間でアジサイの植栽もやっていただきました。

これから雨が続くので植え替えにはちょうど良いタイミングでしたね。

次回は7月24日(土)です。

初めての方も気兼ねなくご参加下さい。

日蓮大聖人御降誕800年法要について

毎年大泉寺では
釈尊涅槃会・宗祖御降誕会を執り行っています。

小規模ながらそれなりに関係者にご参拝頂きご回向しておりますが、
今年はコロナ対策で総代さんのみのご参加になります。

この数年、様々な準備をしてきました。
「プラステラスフジヤマ」をはじめとして地区ごとの慶讃事業、
大泉寺でも山門建立などを含めて、この御降誕800年を迎えるための準備でございました。

しかし正当の今年はコロナ禍によりすべてを縮小せねばならず、
日蓮大聖人御降誕の地「誕生寺」への団参も無期延期状態になりそうです。
霊跡である誕生寺さまは、それこそ全山挙げての大事として準備をされた中でさぞ無念であるとお察しする次第です。

明日がその御降誕800年の聖日となりますが、
誕生寺でおこなわれる宗門法要がWeb配信されます。
https://www.nichiren.or.jp/800houyou/

2月16日(火)10:30〜

ぜひ↑↑↑皆様にもコチラへとご参加頂きたく思います。
コロナ収束の暁には馳せ参じると心に決め私も参列致します。
また堂内の大型スクリーンに参列者の顔が映し出されるようです。

またこの御降誕宗門法要は50年に一度の大法要です。
参加される方はWEB参加とはいえ、お持ちの方は行衣着用、数珠などをお持ちください。

今回は宗門法要があるため当山の法要は配信致しませんのでご注意下さい。

 

https://koutan800.com/special_amano/
あと関連して御降誕800年を記念し、

宗門ではイラストレーター「天野喜孝」さんに法華経の世界を描いて頂いたようなのですが、
先日完成披露が行われました。

https://www.nichiren.or.jp/information/shuumuin/20210212-5288/

この画も明日16日、17日と誕生寺宝物館にて一般公開されるようなので
お近くの方はコロナ対策を万全にした上でご参詣ください。

ちなみにこの記念で5枚描かれたサイン色紙が抽選で住職が当選し、

お寺に保管してありますので、近日展示予定です。

節分追儺式

本来ならば今のような状況でこそちゃんとやりたい節分の行事。

今年は124年ぶりに2月2日が節分となります。

前回はなんと明治30年!!

暦の関係でこういうことが起きるのですが、うっかり間違えてしまいそうですね。

今年はこの日本人に親しまれた行事ですら人を招いてできない状況が続いております。

しかし人は呼べなくともご祈願はできます。

寺族のみで檀信徒をはじめとして日本中の人々の安寧を祈願いたしました。

さて、節分といえば豆まき。

邪気を祓うために「鬼は外福は内!」と掛け声をかけて投げるのが一般的ですが、日蓮宗のお寺では「鬼は外」を言わないことがあります。

日蓮宗では法華経を信仰していますが、その法華経の守護神の中に「鬼子母神」様がおいでになります。

鬼子母神様は名前のとおり、鬼の姿をしておられます。

元々500人もの子供を持ち人の子をさらって食べる悪鬼だったのですが、お釈迦様は鬼子母神の子を1人お隠しになりました。

そうすると世界中を7回も探し回るほど心配しました。

その鬼子母神にお釈迦様は「500人も子供がいるお前が、たった1人の子供の心配をしている。1人しかいない子供がいなくなった母親の悲しみは如何程のものか。改心し仏法に帰依すればお前の子供はすぐ戻るだろう」

と諭したのでした。

以来、鬼子母神様は法華経の守護者となったのです。

二体とも当山の鬼子母神様ですが、邪気から仏法を守護する鬼の姿と、子供に見せる慈愛に満ちた表情の二面性が鬼子母神様の特徴です。

この悪鬼が改心した鬼子母神様がいらっしゃるので「鬼は外」とは言わないのですね。

とはいえ、節分追儺式は邪気を祓う儀式。

ご家庭でもできる範囲で構いませんのでしっかりお経をあげ豆まきをし、福を招き入れましょう!!

【重要なお知らせ】除夜の鐘について

世の中が不安に満ちた今のようなときこそ、仏様にすがりたいものです。

当山では毎年

「除夜の鐘」

を楽しみにしている方も多く、

安易に中止という選択をすべきではないと考え、

安全な参拝ができるようオンライン配信を含め、

状況を見ながら様々な準備を進めてまいりました。

しかし今月に入り約2週間で静岡県内の感染者が500名を超え、

富士・富士宮でも増加傾向にあります。

このような状況下で屋外とはいえ100名を超える人々が一か所に集まる行事を行うのは危険であると判断し、

除夜の鐘を中止致します。

誠に残念ではございますが、檀信徒各位、また地域住民の皆様の安全の確保

そして社会的な影響を含めての判断でございますので

何卒ご理解の程よろしくお願い致します。

 

妙覺山 大泉寺