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令和7年の棚経について
杉苔の張り替え作業を行いました

本日、中庭の杉苔(すぎごけ)の一部が傷んでしまっていたため、住職自ら張り替え作業を行いました。
風雨や日照、季節の移ろいの中で自然に傷んでしまった箇所。美しい景観を保つためには、やはり手をかけてやる必要があります。
まずは、苔を張る下地となる土を丁寧にほぐし、柔らかく整地します。これは苔がしっかりと根を張るための大切な準備工程です。その上に新しい杉苔のマットを丁寧に敷き、水をたっぷりと与えた後、苔と土とをしっかりと馴染ませるように木槌で軽く叩いて固定していきます。

この作業、一見簡単そうに見えますが、実際にはなかなかの重労働。
今日は暑くなる予報だったので、早朝6時前に作業したのですが、かなり広い範囲にわたっての張り替えだったため、住職の額にはしばしば汗がにじんでおりました。
苔は一度整えると、四季折々の光や雨に照らされて、また静かな美しさを取り戻します。ご参拝の折には、ぜひ中庭の苔にも目を向けてみてください。ひとつひとつの緑が、手をかけた証として静かに息づいております。

あけましておめでとうございます
巳年(へびどし)は、新しい挑戦や変化、成長、変革を象徴する年とされています。

写真の巳は、毎年毎年焼物の干支を奉納下さるお檀家さんの作品です。
可愛らしくも躍動感のある巳ですよね。
今年で5年目になりますが、年々難易度の高い素晴らしい作品になっています。
コツコツと良い作品作りのために日々努力されている成果だと思います。
今年、令和7年は乙巳(きのとみ)は
努力が実る年であるといわれています。
結果というのはすぐに出るものばかりではありません。
時には辛抱が必要な事も多いと思いますが、焦らず一歩づつ前に進めば確実に目標に近づくことができます。
歩む速度は人それぞれです。
迷わず自分のペースで前に進みましょう。
「道の遠きに志のあらわるるにや」(乙御前母御書)
このお言葉は
日蓮聖人の流刑地、佐渡に2人の女性信徒が遠く鎌倉から旅をして来たときに、その志を讃えて遺されたお言葉です。
当時は治安も悪くまさに命懸けの大変危険な道のりでした。
困難な道にこそ志が大切です。
「できるか、できないか」
ではなく
「やるか、やらないか」
更には
「どうやるか?」
と目標に向け前向きな姿勢を保つ事が大切です。
一年の計は元旦にあり
今年一年の目標を見定め前に進んで参りましょう。
本年もどうぞよろしくお願いします。
妙覚山大泉寺
住職 遠藤是真
除夜の鐘

【除夜の鐘】
本日 23:45〜読経開始
於 鐘楼
甘酒、柚子茶などの振る舞いがあります。
令和6年の締めくくりと、
令和7年の新たな門出です。
深夜は非常に寒いのでしっかり防寒してお越しください。
今年も色々な出来事がありましたが、来年は皆様にとって良い年でありますようご祈願申し上げます。