ブログ

サイト管理人のブログです。
このエントリーをはてなブックマークに追加

ブログ一覧

4区信行会が厳修されました

20160429-214145.jpg

このブログでも何度かお伝えしてきましたが、本日無事に立教開宗会・信行会が執り行なわれました。

150名もの市内寺院の檀信徒が当山へ集まり、一緒に読経・日蓮大聖人への奉賛を出来たことに感謝いたします。

普段大泉寺を目にすることが中々ない、檀家外の方々も境内や伽藍を見て喜んで下さいました。

20160429-214645.jpg

大泉寺のお檀家さんも、総代・世話人・お題目講・万灯講白蓮會と、多くの方々にご参加いただき、唱題太鼓を皆さんの前で叩いたり、万灯講披露など活躍することができました❗️

20160429-214901.jpg

写真は出バチと言い、通常は自席にて行う所作ですが、大きな本堂で行う大法要では自席より本堂中央へと移動し、鐃ハチの所作を行います。

20160429-215242.jpg

20160429-215320.jpg

20160429-215328.jpg

法要の様子です。
これだけ広い堂内では、式衆(法要出座の僧侶)の動きなどもよく見えて、飽きずに法要へとご参加いただけたことと思います。

法要後
総本山身延山久遠寺 法務部長
身延町 雲澤寺御山主 吉村明悦上人による「心安らぐお題目」を演題に御法話頂きました。
みなさん熱心に耳を傾けられ、頷きながら聞法の修行(法話を聞くこと。立派な修行の一つ)に励んでおられました。

その後は富士山天拝祖師特別開帳の後、外では白蓮會による万灯講披露を行いました❗️❗️

20160429-220122.jpg

20160429-220133.jpg

20160429-220146.jpg

20160429-220156.jpg

今白蓮會では、市内各寺院の中で少人数でも万灯講を結成して頂き、一緒に活動する事でより良いお会式、身延や池上への遠征ができたらと考えています。
詳しくは白蓮會Facebookページ
https://www.facebook.com/dsj.mandoko/
をご覧ください。

さすがに会場寺院ともなると、バダバタ走り回り、気が気ではありませんが、無事終えることができてホッとしています。

ご参加下さいました皆様も、本当にお疲れ様でした。

修礼

20160428-175002.jpg
タイトルの「修礼」は「しゅらい」と読みます。
明日行われる立教開宗会の法要のリハーサルを行いました。

お堂の広さ、法要の内容によって式衆(しきしゅう・法要に出座する僧侶)や知堂(法要中の裏方スタッフ)の動きが大きく変わるため、法要前には必ずこの様な修礼を行ないます。

修礼は厳しく、自身はちゃんとやっているつもりでも居合わせている先輩方から一挙手一投足を細かに指摘されます。

また各部署の打ち合わせなども含め、綿密に段取りが行われます。

我々僧侶でも、ここまで大きな法要は年にそう何度もありません。
一般の皆様ともなると、法事や葬儀以外では中々見られないとも思います。

この機会に法要儀式をご覧になるのも良い経験になると思いますし、正しい儀式を見て頂くことで、間違いのない信仰心も培われてゆく筈です。

立教開宗会

20160428-120544.jpg
今日4月28日は、宗祖日蓮聖人が正しい仏様の教え「法華経」の広宣流布を決心し、新たに宗門を開かれた聖日です。

大泉寺では、信行会として昭和の日に市内寺院と共に持ち回りで立教開宗会を行います。
今年は大泉寺が会場となりますので、一週間ほどかけて本堂、境内、客殿などを準備してきました。

20160428-115018.jpg

20160428-115040.jpg

明日29日に大法要を行います。
どなたでもご参加頂けますので、どうぞお越し下さい。

善学会総会・講義

20160427-170624.jpg

昨日になりますが、法縁有志による任意団体・善学会総会でした。

議事の後は、講師に富士市で老人介護施設や立石薬局の経営者・立石美井さんを講師にお迎えし、「老人介護の現状」という演題で講義をして頂きました。

介護現場の問題点や今後の課題など、日本社会が今後もっと真剣に向き合わざるをえない問題点など、聞き応えのある講義でした。

副住職は今37歳ですが、他人事ではなく、私自身の祖父母も最期は介護が必要でした。
既に親世代の介護をしている友人もおります。
介護や認知症の話は、正直目を逸らしたい問題ではありますが、きちんと向かい合って社会で支えてゆかねばなりません。

講義の中で印象的だったのは、「サービス付き高齢者向け住宅」の建設に際し、地域住民の理解が得られず当初予定地では建設できなかった話。
各地で保育園や介護施設、火葬施設の建設に際し地域住民の反対で建設の中止の話もよく聞きますが、人が生きていく上で必要とされるもの、いつか自分も世話になるものでも、自分の目の届く範囲にあって欲しくないというのは個人のエゴです。

「四苦八苦」という言葉は仏教由来のもので、人が生きていく中で避けて通れない根源的な苦しみの事を言います。
『四苦』…生老病死の四つは生命そのまのの苦しみ。

『八苦』…
怨憎会苦…会いたくない人に会わなければいけない。
五蘊盛苦…世の中や人生が自分の思い通りにならない。
求不得苦…欲しいものが手に入らない。
愛別離苦…愛する人と別れなければならない。
これは社会の中で人と関わる上で生じる苦しみです。

今回の講義を聞きながら、この四苦八苦が頭に浮かびました。
もしかしたら建設反対派の方々は感じなくてもよい苦しみに喘いでいるのかもしれません。
反対派の意見も当人達にとっては切実かもしれませんが、聞いてみると「道が狭いから介護車両が入ると困る」など、お互い融通したり気にしなければ済む様な事ばかりのような気もします。

また介護する側のご家族や、介護される側の方々のフォローについて寺院でできる事のご提案を頂きました。
参考になります。

20160427-172129.jpg

最後に自分が介護される側になるべくならなくて済む様に、頭と身体を動かす簡単なトレーニングを楽しく教えて頂きました。