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大晦日

今夜は除夜の鐘です

大泉寺では23:45より!!

雨天決行・荒天は中止となります。

詳細は23:30にWEBサイト・Facebook・twitterなどで告知しますのでまたチェックしみてみて下さい。

 

 

この数日境内の大掃除をし、除夜の鐘に向けて鐘楼も準備万端です。

我が家でもようやく子供達が少しだけ戦力・・・?になってきて、昨年と比べると成長を感じています。

 

今年も今日で終わり、明日には新年を迎えます。

皆様に於かれましてもそれぞれが旧年を思い出し、新年に新たな思いをお持ちのことと思います。

年を越す大晦日の夜には全国の寺院で除夜の鐘をついて新年を迎えます。

「除夜」とは旧年を除く日を意味する「除日」の夜、つまり大晦日の夜という意味で冬の季語ともなっております。

この除夜の鐘は百八回撞くことはよく知られています。

これは色々な説がありますが、仏教の考えにある四苦八苦から百八となったという説があります。

つまり・・・四苦八苦を四九八九と置き換えて、4×9=36、8×9=72この36と72を足すと108になるという説です。

これは日本語独特の語呂合わせだと言われておりますが、除夜の鐘で撞く百八の鐘は我々の心の内にある煩悩を象徴したものだといいます。

なぜ百八なのか・・・これも様々な説がありますが、厳密な意味があるというよりは、

仏教発祥の地・古代インドでは百八は数が多いことを表現する数字であったことから「たくさん」「多数」という意味だとお考え頂ければよろしいかと思います。

 

煩悩とは・・・

書いて字のごとく「煩い」、そして「悩み」のことです。

私たちの心や身体を患わし悩ます精神的な作用、これを煩悩といいます。

たくさんある煩悩の中でも、最も根源的な煩悩は

貪欲(とんよく)・・・貪りの心

瞋恚(しんい)・・・怒りの心

愚痴(ぐち)・・・愚かさの心

の三つで「三毒」(さんどく)といいます。

この三つから枝分かれして沢山の煩悩が形成されてゆきます。

 

さて、除夜の鐘を撞く時間というのは本来いつなのでしょうか?

お寺によって12時ちょうどに撞く、30分前から撞く、大晦日なので年明け前には撞き終わる、百八回目だけを新年に撞く・・・などなど

様々ですが、実はどれも間違いでは無く正解なのです。

これは一日の始まりはいつなのか?

という事に行き着くのですが、現代では元旦の朝もしくは午前零時ちょうどというのが通例ですが、

世界的に民俗宗教をみてみますと日の入りが次の日の始まりとされています。

例えばクリスマスイブなどはクリスマス前夜という意味では無く、24日の夜にはクリスマスが始まっているのです。

日本でも葬儀や忌日前の夜をお逮夜といい、前夜からお通夜などを行うのです。

他にもユダヤ教・イスラム教・ヒンドゥー教なども同様です。

なので本来は大晦日の夜から家族でお節をつつきなから夜をお迎えするのです。

なので除夜の鐘も時間を気にせずそのお寺や地方によってマチマチなのですね。

 

除夜の鐘でお寺へとお越しの際には、撞く前にぜひ鐘の前で合掌し、ご自身の中にある数え切れない程の沢山の煩悩を思い出しながら、佛菩薩へ懺悔(さんげ)して頂きたく存じます。

過ぎた一年を反省し、新たな年へ向けて一歩を踏み出すよい機会です。

皆様もどうかよいお年をお迎え下さいませ。

お会式のご報告

お会式後もあまりに多忙な為ご報告が遅れておりました。

さる10月15日に「日蓮大聖人御報恩会式」を執り行いました。

当日はあいにくの雨天でしたが、多くの方にお越し頂きましたこと感謝申し上げます。

 

 

今月はあまりにも続く記録的な長雨で、気温も低く各地の行事は大変客足が伸び悩んでいるようですが、

当山お会式も全体的には例年よりお檀家さん以外の一般客は残念な物でした。

しかし本堂内への参詣者は例年より多く感じました。

これは嬉しいことです。

特に藤枝大慶寺副住職・大場唯央上人による高座説教は大変評判が良く、

みんな食い入るように聴いてくださいました。

高座説教は江戸時代から続く古式ですが、古くさい物ではありません。

もっと多くの方に楽しんで頂きたいものです。

万灯行列は悪天候により市内練り歩きは中止となりましたが、

ちょうど小雨となった為、大泉寺参道のみ歩くことができました。

仏天のご加護ですね。

今年は東京や神奈川からも応援が駆けつけてくれました!!

少しの距離でも歩くことができるのは本当にありがたい。

青空商店街は野外イベントの為、天候の影響をモロに受けた形となりましたが、

出店してくださった皆様、本当にありがとうございます。

境内にお店が並ぶと本当に私自身が楽しい気分になれ、

参拝して下さる方々からも、ご好評頂いております。

税来年は皆様も楽しんでみて下さい。

関わって下さった全ての皆様のお陰で今年もお会式を終えられましたこと、厚く御礼申し上げます。

本当にありがとうございました。

万灯行列は境内にて

本日のお会式万灯行列は、雨天の為、市内練り供養は中止、境内内部にて執り行う運びとなりました。
お待ち頂いております皆様にはご迷惑おかけ致します。
可能ならばお寺まで足をお運び頂けたら幸いです。

本日のお会式・雨天時スケジュール

本日は天気予報通り雨が降っておりますが、お会式法要、御祈祷、お説教、青空商店街は予定通り行います。

万灯行列につきましては13:30時点の天候によって決定し、こちらのブログ、Facebook、Twitterで告知致します。

ありがたいこと・・・

副住職の私が僧侶を目指し、大泉寺に帰ってきてから15年になります。

その間に結婚をし、子供が産まれ生活は大きく変わってゆきました。

それなりに経験を積み、お寺のお仕事の中でも大切な年中行事である

「お会式」「花まつり」の運営において師匠より責任を任され、

ほとんど自由に好きなことをやらせて頂きました。

一応お寺がどうあるべきか考えて、

今後のお寺のあるべき姿を想定して企画実行してはおりますが、

私がやっていることが正しいかどうかは解りません。

当然良かれと思ってやっているのでたくさんの良い部分もありますが、

その一方で私の行事運営と合わない方がお寺に寄りつかなくなってしまった例もあります。

非常に思い悩み、どうあるべきか今でも日々悩んでおりますが、

総代さん達を始め、多くの世話人さんや白蓮會の方達

影になって支えてくれる多くの方によって何とか行事を運営できています。

中には一切大泉寺とは縁の無かった方なのに、

自ら色々とフォローして下さる方も1人や2人ではありません。

行事を通じて初めて知り合った方もたくさんいます。

ご縁のある皆様に支えていただいて、今回もお会式を迎えることができます。

 

「ありがたい」とは「有り難し」

仏教用語が語源で「そこに有ることが難い・めったにない」という意味の言葉です。

仏法は有り難しものだから、ありがたいものと変化してゆきますが、

現在ではさらに「ありがとう」という言葉に進化しています。

 

日々支えて下さる有り難しご厚意、

皆様本当にありがとうございます。