副住職の私が僧侶を目指し、大泉寺に帰ってきてから15年になります。
その間に結婚をし、子供が産まれ生活は大きく変わってゆきました。
それなりに経験を積み、お寺のお仕事の中でも大切な年中行事である
「お会式」「花まつり」の運営において師匠より責任を任され、
ほとんど自由に好きなことをやらせて頂きました。
一応お寺がどうあるべきか考えて、
今後のお寺のあるべき姿を想定して企画実行してはおりますが、
私がやっていることが正しいかどうかは解りません。
当然良かれと思ってやっているのでたくさんの良い部分もありますが、
その一方で私の行事運営と合わない方がお寺に寄りつかなくなってしまった例もあります。
非常に思い悩み、どうあるべきか今でも日々悩んでおりますが、
総代さん達を始め、多くの世話人さんや白蓮會の方達
影になって支えてくれる多くの方によって何とか行事を運営できています。
中には一切大泉寺とは縁の無かった方なのに、
自ら色々とフォローして下さる方も1人や2人ではありません。
行事を通じて初めて知り合った方もたくさんいます。
ご縁のある皆様に支えていただいて、今回もお会式を迎えることができます。
「ありがたい」とは「有り難し」
仏教用語が語源で「そこに有ることが難い・めったにない」という意味の言葉です。
仏法は有り難しものだから、ありがたいものと変化してゆきますが、
現在ではさらに「ありがとう」という言葉に進化しています。
日々支えて下さる有り難しご厚意、
皆様本当にありがとうございます。