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除夜の鐘
除夜の鐘は年の変わるときに鐘をつき、一年間で溜まった悪いモノを落とし
清らかに新年を迎えるために鐘を撞きます。
大泉寺でも昔から伝統に則り毎年行っています。
今年は「鐘の音がうるさい」というクレームで取り止めにする寺院もあったそうです。
伝統文化に対してクレームをつけるなどというのは、
古来よりご先祖様達が行ってきた大切な行事を踏みにじる行為だと思いますし、
子供の声などに文句を言う人もいるようですが
世の中が窮屈になり、お互いに住みにくくなっているだけです。
さて、大泉寺では
12月31日の11:50分より読経、鐘撞きをはじめます。
熱心な方は1時間も前から列に並ぶ方もいらっしゃいます。
毎年相当な冷え込みですので、お越しになられる方は寒さ対策は万全にしてきて下さい。
またお寺からも、甘酒・ゆず茶などの振る舞いもございます。
除夜の鐘の後は、本堂内で新年祝祷会を行います。
新たな年を無事に迎えられたことを仏様に感謝をし、
新年が良き年となるように皆様と一緒に御祈願を致します。
鐘撞きの後は、どうぞ本堂内までお参り下さいませ。
輪番奉仕について。
毎年この富士宮地区では、一月に輪番奉仕団を結成し、総本山身延山久遠寺へと初詣を兼ねてお参りを致しております。
輪番奉仕については別項にて詳しくご案内申し上げますが、この度の輪番では大泉寺住職である私が二十年ぶりに導師を勤めさせて頂きます。
私も今年で七十歳になりますので、おそらく今回が最後の輪番導師となります。
輪番は団体での参拝となりますので、普段個人でお参りしても入ることが出来ない場所までお参りすることが出来ると共に、伝統に則った厳かな儀式を体験することも出来ます。
普段ご参加頂けない皆様にも、ぜひ日蓮大聖人とのご縁を深めて頂くと共に、今年一年が皆様にとっても良き年となりますように一緒に御祈願致したいと思います。
どうぞご家族やご友人をお誘い合わせの上、ご参加下さい。
大泉寺住職 遠藤是秀
Q,で、輪番奉仕って何なの??
輪番奉仕とは、日蓮聖人が御入滅後その御廟所(墓所)を弟子や檀信徒達が順番にお護りし、代々お給仕をして参りました。
その伝統にならい、本来ならばお参りだけではなく、周辺の清掃作業等も行うことをいいます。
現在では守塔沙門であります法主猊下より、住職並びに檀信徒の皆様に、今日一日は法主猊下になりかわり日蓮聖人にご給仕を、とお役目を託されます。
その甲斐もあり、御廟所や参道は常に綺麗に保たれ、我々がお参りする一月は寒い時期ということもあり雑草も無く、ほとんどする作業はありませんが、あくまでもご先祖様のお墓参りと同じように、日蓮大聖人へのお給仕をするという気持ちを持ってお参りすることが大切です。