「白蓮會」より半纏についての寄稿

白蓮會の母体になった大泉寺万灯講発足から足掛け五年、

ついに「白蓮會」として一本立ちの半纏に袖を通す日がやってきました

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お富士講、たのもし講、万灯講など元来講と呼ばれるものには、

江戸時代のお伊勢詣り(お伊勢講)のような庶民の遊びの要素も多分に含まれおり、

またそれを下支えしてきた地場の旦那衆や出入りの職方、

町火消の流れをくむ鳶職などの文化も色濃く残っております。

今回白蓮會の半纏の図柄を考えるに当たっては、

そういった文化を踏まえながら会員皆で知恵を絞って考えました。

背中の代紋はあえて加護文字や枠取りを使わず、

遠目にもわかりやすい力文字で[白蓮會]と抜きました。

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腰柄は今後大泉寺さんの方で寺半纏を仕立て直す際に一本線を入れる予定があるとのことでしたので、

大泉寺さんとの関わり表す意味合いから子持ちの二本線としました

抱き(胸の部分)にある控紋は、鶴丸に大をあしらってます。

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これは以前大泉寺さんの半纏で代紋として使われていたものを今回仕立て直し、

大泉寺さんと共にお絵式用の代紋として使わせて頂く事となりました。

またお店出しの半纏を出して頂ける場合には、今の控紋の位置に家紋なり屋号なりを入れて頂けるような構図と致しました。

今回檀家出入り中より

石材の小野田様

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ホンダクリオ富士様

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からお店出しの半纏を出して頂く事となり、

貸出用の半纏として使わせて頂く事となりました。

会員一同より厚く御礼申し上げます。

そして今回半纏の誂えをお願いした池野染工場様には、

地元の方々のやられる事だから…と短い納期にも関わらず、

本当に良い仕事をして頂きました。

もし大泉寺や各地のお会式、地元の祭事やイベントでこの半纏を見かけましたら是非気軽にお声がけください。

「ホンダクリオ富士」様より白蓮會へと御寄付いただきました。

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貸出用半纏を「ホンダクリオ富士」様より白蓮會へと御奉納頂きました。

ありがたいことです。

今回胸に抱いてる控紋は、

池野染工場さんが苦労してデザインに協力して下さいました。

ホンダクリオ富士さんは自動車屋さんなので、

後ろのオリジナル紋は大八車の車輪をベースに車を表現して、

あくまでもベースをシンプルに、屋号を入れさせてもらいました。

毎年お会式の時にも、テントや設営備品なども快く貸し出してくださり、

本当に助かっております。

当山でもFITハイブリットの面倒を見て頂いておりますが、

親切、丁寧、迅速に対応して頂いております。

 

 

富士山大泉寺宝塔参拝の動画を作成しました

先日の富士山大泉寺宝塔参拝をした時の動画を編集し、アップロードしました。

 

場所は下記の地図を御覧下さい。

ちょっと登山道からは外れていますが、晴れた日なら登山道からも確認出来ます。

興味のある方は動画と地図を参考に参拝してみてください。

しかし最近の撮影機器やパソコンの性能は凄いですね。

携帯電話より小さく安価なカメラでここまで撮れるんですね~

 

 

富士山大泉寺御題目宝塔へとお参りしてきました。

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先日告知したとおり富士山へと行ってまいりました。

前回富士山へ行ったのはほんの2~3年前だと思っていましたが、もう5年も前の事でした。

御宝塔自体にはさほど変化が見られず安心しましたが、少し土砂が堆積していて土台が埋まってきていました。

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そろそろ手を入れないといけません。

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出来る限り皆で綺麗にしてから、

この富士山御題目宝塔の建立された目的である「天下泰平国家安穏」と登山者の安全を読経祈願し

白蓮會の皆様とお囃子と纏を振り込んで来ました。

 

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写真は登りの最初の頃ですが、みんな元気に歩いていました。

ただ、車で新五合目まで行けてしまうので忘れがちですが既に標高2500mという常識外れの高地。

登山に慣れない身には、空気が薄くほんのちょっと歩くだけでもかなりしんどいです。

今回は74歳の方から4歳児までと幅のあるメンバーでしたが、怪我もなく無事に楽しく帰ってこれました。

 

今回の登山では現地で色々な方とお話ができ、それも楽しかったですね。

御宝塔に興味を持ち、わざわざお参りに来てくださった方々。

六合目の山小屋のご主人も地元の方で、人づてにご縁のある方だということもわかりとても良くしてくださいました。

お礼に商売繁盛の御祈念で、ここでも披露させて頂きました。

 

今回は動画をメインに撮影してきましたが、編集に時間がかかるのでまた後日アップいたします。

白蓮會へと半纏をご寄付頂きました。

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この時期から、万灯講ネタが増えますがご容赦下さい。

この度、「石材の小野田」様と「ホンダクリオ富士」様から白蓮會へと貸出用の半纏のご寄付を頂きました。

今回のロットで間に合ったのは石材の小野田様の物だけですので、ホンダクリオ富士様の半纏は出来次第ご紹介させて頂きます。

こちらの半纏はお店出しの半纏となりますので、胸の控紋はご贔屓(スポンサー)様のオリジナルのモノとなります。

一目で石材屋の小野田さんだとわかる素晴らしいデザインですね。

「石材の小野田」さんの二代目小野田晶洋社長は、副住職の幼稚園時代からの友人で、途中学校が違ったりしましたが、今年で33年もの付き合いになります。

万灯講も一番最初は、私と彼の二人きりで「やってみようぜ!」と纏作りから始めたものでした。

彼は「無い物は作ればいい」「道が無ければ作ればいい」という発想の持ち主で、ずいぶん助けてもらいました。

御神火祭に向けて

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現在、8月1日の富士宮市観光課主催、御神火祭に出演の決まりました白蓮會は、本番に向けてバリバリ練習に励んでいます。

御神火祭は富士山関連のイベントで、元々は市民発祥のお祭りです。
富士宮では夏祭りといったらコレですが、今年はオファーを頂きまして、市や県の重鎮も参加するパレードの部にて、行列を先導する重要なポジションです。

お会式前に良い機会を頂きまして有り難い限りです。

お会式に向けて

白蓮會もお会式に向けて始動しはじめました。

特に今年はお会式の前に、富士宮の富士山夏祭り「御神火祭」のパレードに参加します。

大泉寺は富士山との関わりが特に強いお寺なので、富士山の大泉寺御宝塔の前でも登山客の安全や、天下泰平国土安穏を祈願しに纏を振りに行く予定です。
富士山のイベントでは白蓮會の纏でパレードの露払いをしてきます。

現在、白蓮會の半纏を作成中‼️

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白蓮會とは

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https://www.facebook.com/dsj.mandoko

質問がありましたのでこちらでご紹介させていただきます。

いずれ大泉寺公式サイトでもページを作る予定ですが、現状上記のfacebookページが白蓮會のサイトとなっています。

facebookアカウントが無くても閲覧は可能だと思います。

白蓮會は大泉寺万灯講「白蓮會」(びゃくれんかい)といいます。

日蓮宗では宗祖日蓮大聖人のご命日近辺に、御法事にあたる「お会式」(おえしき)という行事をどこの寺院でも行います。

その「お会式」の時に活動するための団体です。

地方にもよりますが、法要以外に盛大にお祭をする場合があり、

そのお祭りでは「万灯行列」と呼ばれる練り供養をします。

上の写真がその様子ですが、お囃子にのせて豪快な「纏」を振る見ごたえのあるものです。

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副住職の私が学生時代、東京池上本門寺のお会式にて万灯行列を見たときに、日蓮宗にもこんな凄いお祭りがあるという事、

何より若い人たちがたくさん参加している事に感動をしました。

池上本門寺のお会式は江戸時代から大変有名な行事で、江戸三大祭の一つとして庶民に親しまれてきました。

現在でも10月12日の御逮夜には一晩で30~40万人もの参拝客がいるといわれており、

万灯行列も100団体もの参加があり、夕方から真夜中まで行列が絶えません。

言い方は良くないかもしれませんが、当山のお会式にはご高齢な方々しか訪れず、出席者の減少が長年の課題となっておりました。

5年ほど前に、この池上で見た万灯行列を富士宮でやりたいとずっと思っていたのが、

多くの協力者のもと何とか形になり大泉寺万灯講として活動を始めましたが、

大泉寺檀家以外の参加者等に門戸を広げ、お会式以外の行事でも必要以上に寺に縛られず活動をできるように

塩川勝利さんを講元とし、独立した組織「白蓮會」として昨年より活動を始めました。

まだ新しい会なので服装などは統一できておりませんが、今もっと良い会になるよう活動しています。

上は後期高齢者の方から、下は2歳児まで幅広い会員たちが楽しく参加しており、年々地元での知名度も上がってきました。

大泉寺のお会式以外でも、今までに

地元寺院のお会式、身延山久遠寺お会式、池上本門寺お会式、野中神社大祭、西山本門寺信長公黄葉祭、野中フェスタ、等々多くの行事で精力的に活動しています。

興味のある方は年齢・経歴・性別問わず、どなたでも参加可能ですので興味のある方は

副住職までお問い合わせください。