本日は市内の妙善寺さんのお会式法要に出仕して参りました。
最高の天気の中、富士山もよく見えて、境内からの眺めは素晴らしいものでした。
なんと、境内には「慈母観音像」の「一のみ運動」が行われていました。
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僧侶から一般の方まで、東北への思いを込めて仏像制作に関わって頂くという、素晴らしい事業です。
既に一体目の「悲母観音像」は陸前高田市の妙恩寺様に納められております。
副住職も一のみ、気持ちを込めて入れさせて頂きました。
一のみ入れた方の名前は記帳されて、いずれ完成の際には観音様の御胎内に納められて、仙台光勝寺様に奉安されるそうです。
これが実際に使用した、ノミと木槌です。
一のみ入れるまでは正直ピンと来ない感じでしたが、一のみ入れて少しでも関わると、この慈母観音様が完成の際にはぜひ仙台まで参拝に行きたくなってしまいました。
東日本大震災後に、大船渡や陸前高田まで何度か伺いましたが、現地は被災後1年経っても瓦礫の山でした。
現在でもかつて民家が並んでいた街並みはなく、何もない平地が広がっています。
この光景を見ると、誰でもとても悲しい気持ちになります。
現地の方々はもっともっと悲しい思いをしています。
観音様は「慈悲」深い菩薩です。
その「悲しみ」を受け止めるための「悲母観音様」を先に被災地へと送り、次に「慈しみ」を広める「慈母観音様」を送るそうです。
皆様もどこかでこの活動に出会いましたら、是非一のみ入れて、慈しみの心を東北へと伝えて頂きたいと思います。
大泉寺でも機会があれば活動誘致してみたいと思います。