そもそもお会式とは日蓮大聖人のご命日に執り行われる法要のことです。
御影講や報恩会などとも呼ばれます。
これは日蓮大聖人が庶民から慕われていた証拠でもあり、
「日頃大した災難にも合わず、なんとか今日まで無事に生きてくることが出来ました。これも日蓮大聖人のお陰です。」
という気持ちを込めて、報恩(ほうおん)…つまり日蓮聖人への恩に報いる法要という別名も持つわけです。
特に、池上本門寺や身延山久遠寺ではご命日の前に「御逮夜」(おたいや)と呼ばれるとても賑やかな催しを行い、
ものすごい数の万灯行列が街を練り歩きます。
かつて江戸の人たちは
「一貫三百どうでもいい♪」テンテンテレツクテンツクツ
と掛け声とともに太鼓を叩いたそうです。
一貫三百とは当時の職人さんの日当にあたる金額で、
ただこの御会式の日だけは仕事を休んで稼ぎがなくても気にしないよ!!、
日頃お世話になっている日蓮聖人への恩返しの日だから。
と、この日を待ち遠しく一年を過ごしたそうです。
大泉寺でもお会式が、近所の方々にとってそのような行事になってもらえたら嬉しいですね。
さて、お会式に限らずお寺の行事は敷居が高いのか、皆さん中々本堂の中へは入ってもらえないのが少し寂しいです。
法要は僧侶たちによる大法要です。
また法要後には日蓮宗伝統の高座説教もございます。
更にこの日は年に一度、富士山願満天拝祖師の御開帳も行います。
この時本堂内で行われる行事に関しては
お檀家さんでなくても大丈夫、別に料金がかかるわけでもありません。
お気軽に本堂内へとお入り下さい。
また詳しくはこのブログで!!