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今年もお盆がやって参りました。
少し多忙だった為、更新が遅れました…
世間では帰省ラッシュが凄いそうですが、お寺では帰省してお墓参りされる方々をお迎えしています。
春秋の彼岸と並ぶ先祖供養の法会の事をいいます。
盂蘭盆とは梵語「ウランバナ」のことで、倒懸(とうげん)と訳します。
逆さに吊るされた苦しみを意味し、苦界に堕ちた霊を供養する行事として古くから営まれています。
『盂蘭盆経』には、お釈迦さまの十大弟子の一人で神通第一といわれた目連尊者が飢餓道に堕ちて苦しむ母親を救おうと食物を与えるのですが、母親が口に入れようとすると燃え上がり、水をかけるとさらに激しく燃えるので、お釈迦様に救いを求めました。
釈尊は、七月十五日に十万の聖僧を集め、飲食を供えて供養するようにと教えられ、これによって目連尊者の母親は苦より救われたといいます。
日蓮聖人は、さらに釈尊のその後の法華経の説法により、目連尊者と母親に真の救済がもたらされたとしています。
お寺ではこの時期の前後に施餓鬼法要を営み、各家庭では精霊棚を設けて先祖の霊を迎えます。
盂蘭盆は七月十三日の夕の迎え火から始まり十五日の送り火に終わります。
富士宮地区や地域により月遅れで八月に行います。
さて、今日の夕方お墓参りに来た方にはチョットしたラッキーが訪れましたね。
珍しいほどの綺麗な虹が境内から観ることが出来ました。
ご先祖様達からのプレゼントでしょうか。
白蓮會へと半纏をご寄付頂きました。
この時期から、万灯講ネタが増えますがご容赦下さい。
この度、「石材の小野田」様と「ホンダクリオ富士」様から白蓮會へと貸出用の半纏のご寄付を頂きました。
今回のロットで間に合ったのは石材の小野田様の物だけですので、ホンダクリオ富士様の半纏は出来次第ご紹介させて頂きます。
こちらの半纏はお店出しの半纏となりますので、胸の控紋はご贔屓(スポンサー)様のオリジナルのモノとなります。
一目で石材屋の小野田さんだとわかる素晴らしいデザインですね。
「石材の小野田」さんの二代目小野田晶洋社長は、副住職の幼稚園時代からの友人で、途中学校が違ったりしましたが、今年で33年もの付き合いになります。
万灯講も一番最初は、私と彼の二人きりで「やってみようぜ!」と纏作りから始めたものでした。
彼は「無い物は作ればいい」「道が無ければ作ればいい」という発想の持ち主で、ずいぶん助けてもらいました。
夏季清掃
御神火祭に向けて
富士山へ
また詳しく記事にする予定ですが、富士山には大泉寺の御題目宝塔が建っています。
かつてはここに祖師堂がありましたが、祖師堂含め多くの仏教施設は明治政府の廃仏毀釈により壊されてしまいました。
今では奇跡的に難を逃れた御題目宝塔のみが、江戸時代以前に神仏混合で大切にお参りされた時代の名残となっています。
場所はココ↓
+35° 20′ 29.24″, +138° 44′ 15.76″
写真は平成22年に(有)石材の小野田さんから寄進して戴いた香炉を持って行った時のものです。
もう5年も経つんですね、時間の流れとは早いものです。
これは黒御影の良いもので、33kgもあって担いで行くのは重かったなぁ・・・
空気も薄く平地よりも体が動きませんでしたが、お檀家さんや友人に協力してもらい、現地に届けられたことは良い思い出です。
さて、7月18日に白蓮會と共にここを参拝し、天下泰平国家安穏と登山者の安全を祈願し纏を奉納する予定でしたが、
台風の為延期となる可能性が出てきました。
8月22日を予備日としておりますので、参加希望の方はお問い合わせください。