青年会による募金活動

20160425-205801.jpg本日の夕方、副住職が所属する静岡県中部日蓮宗青年会「和党会」は、熊本地方地震被害への支援活動として富士駅周辺にて義援金の募金活動を行いました。
静岡市などの都会に比べると人通りが少ないので金額では少ないかもしれませんが、募金して下さった方々の気持ちは負けてはおりませんでした。
特に感銘を受けたのは、高校生位の若者が大人に負けないほど協力してくれた事です。
その中の1人の男の子は、一度去ってからまた再び現れて募金してくれました。

私「あれ?さっきも募金してくれたよね?」
彼「いい事をすれば、いつか自分に返って来るから❗️」

と、爽やかな笑顔で去って行きました。
他にも友達同士で「どうする?どうする?」と一瞬迷いながらみんなで募金してくれた女の子達、スマートにお札を寄付してくれたサラリーマン風の男性、募金した後に合掌礼をして下さった渋い年配男性、困っている方々に何かをして助けたいという気持ちに目頭が熱くなりました。

仏教の根底にある喜捨(自分以外の存在の為に布施すること、立派な仏道修行の一つ)の心はまだちゃんと日本人の中には残っています。
その気持ちをちゃんと汲み取り、形にして差し上げるのも我々僧侶の役目だと思っています。

災害などで困っている人を前にして、実際には何をしていいかわからないのは当たり前の事です。
先ずは誰でもできる事、今夜飲むビールを1本減らしたり、おやつのアイスを1日我慢してみたり、夕御飯を1日だけ粗食にしてみたり、そうして浮いた「ちょっとだけ」を一度困っている誰かの為に喜捨してみましょう。必ず誰かを助ける事になるはずです。

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