早くも10月に入り、16日のお会式まであとわずかとなりました。
本年度より実行委員会形式となり、各部署の方々が頑張って下さっています。
さて、お会式では日蓮宗の伝統のお説教形式
「高座説教」を行います。
「高座説教」とは・・・
落語の原型ともいわれ、
高座と呼ばれる専用台に乗りお説教をするのですが
一般的な説教台で行うお説教よりも
ドラマ性があります。
理屈よりも体験談などを交えた、
実生活に寄り添ったお話をされることが多いです。
なので仏教の知識の無い方でも聞きやすいのが特徴です。
また、高座説教では
「祖伝」(繰り弁)
も行われます。
祖伝は日蓮聖人の御一代記ともいわれ、
特に四大法難、龍口法難を題材にした繰り弁が多く用いられます。
これも同じ演目でも説教師によって非常に個性が出るものです。
さらには説教師によって得意な演目も違ったりします。
ベテラン聴聞者の中にはその違いを楽しむ方もいるくらいです。
ある意味、
お説教というジャンルの中で最もLive感の強いものです。
さて今年の御説教師さんは
市内青木妙善寺住職・寺尾是堯上人です。
お寺の僧侶の仕事をしながら、
ご自身で畑を持ち、仏教と農作業を通じたお話や
大変人当たりの良い方なので、
多くの方とお話をする中で得られた人生訓と仏教を交えたお話を得意とされています。
ユーモアも豊富で四五分の時間が短く感じられることと思います。